課題名 | ウォルバキアの機能解明 |
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課題番号 | 89 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
研究分担 |
生体情報・共生媒介研 沖縄県農業試験場 生研機構 |
研究期間 | 新11~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 昆虫や節足動物に広く感染しているウォルバキア細菌が引き起こす単為生殖や細胞質不和合性の特徴を明らかにし、ウォルバキア研究に必要な手法を確立する。具体的には、単為生殖を引き起こす昆虫の調査とウォルバキアの感染量を測定する方法の確立(11年度)、さらには細胞株を用いたウォルバキアの培養(12年度)を行う。11年度では、産雌単為生殖系統のアリガタシマアザミウマFranklinothrips vespiformis から高温処理ならびにテトラサイクリン処理によって雄を出現させた。この雄は雌と交尾したが,正常な受精は認められなかった。膜翅目以外での、ウォルバキアによる単為生殖の最初の発見である。ウォルバキアの定量に関しては、10年度に開発した蛍光シーケンサーを用いる方法に引き続き、11年度は塩基配列検出装置を用いる新しい方法を確立した。 |
カテゴリ | くり |