課題名 |
レタスの世代促進技術の開発(164) |
課題番号 |
165 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場
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研究分担 |
野菜育種・夏秋野菜研
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研究期間 |
完10~11 |
年度 |
2000 |
摘要 |
自殖性作物であるレタスでは、交配初期世代を無選抜で採種して後代系統を育成し、ある程度固定の進んだ段階で系統選抜を実施する集団育種法の適用が容易であると考えられる。しかしながら、自然条件下ではレタスは年1世代、温室を利用しても年2世代程度が限界であるため、初期世代をより早く経過させる方策が求められていた。そこで、系統育成に要する年限を短縮するための世代促進の具体的な方法を検討した。10年度には、抽だい性の異なるレタス品種・系統を用いて、温度・ジベレリン処理・日長が抽だいと花芽分化に及ぼす影響を調査した。その結果、ジベレリンと高温処理の組合せが抽だい・花芽分化を促進させるのに有効であること、および光中断による長日は抽だいの早いレタス品種・系統の抽だいをさらに促進するが、抽だいの遅い品種・系統では促進効果の小さいことが明らかになった。また、同じ品種・系統を用いて播種日と育苗中の日長処理の影響を検討し、品種・系統による処理効果の大小を明らかにした。11年度の試験では、世代促進を行いながら抽だい性の早期判定が可能であることを明らかにし、ジベレリンと高温処理の組合せで年間3世代程度の世代促進が可能になった。
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カテゴリ |
育種
育苗
低コスト
播種
品種
レタス
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