一段採り栽培法・閉鎖型養液栽培法による果菜類の軽作業・環境保全型栽培技術の開発(205)

課題名 一段採り栽培法・閉鎖型養液栽培法による果菜類の軽作業・環境保全型栽培技術の開発(205)
課題番号 207
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 施設生産・栽培シス研
研究期間 完7~11
年度 2000
摘要 省力・軽作業的で環境保全にも配慮した新しいトマト生産方式を開発する目的で、トマト一段養液栽培法を検討した。苗生産の省力化のため、セルトレイとプールベンチを利用した効率的な育苗方式を確立した。側枝2本仕立て法は、植え付け苗数の低減に有効であり、挿し芽を利用した育苗も技術的には可能であった。果実収量、品質、側枝発生程度などを指標として、一段栽培適性品種の検索を行った。不織布と水位センサーを利用した保水シート耕方式の養液栽培装置により、排液を最小限にする培養液管理が可能であった。また、排液をいったん貯留し、果実肥大期に高濃度化して栽培ベッドに再給液することにより、排液を皆無にするとともに、塩類ストレスによる果実高品質化が実現できた。超密植栽培による一段栽培トマトの受光態勢の悪化を改善するために、ベッドの横移動が可能スライドベンチを製作し、この方式で収量が20-30%増加することを確認した。残された課題は、果実生産性のさらなる向上と低コストな苗生産法などであり、これらについては新規課題を立てて、引き続き検討する。
カテゴリ 育苗 栽培技術 省力化 低コスト トマト 品種 養液栽培

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