| 課題名 |
沿岸性魚類の成長及び成熟・産卵機構の解明(25) |
| 課題番号 |
20 |
| 研究機関名 |
瀬戸内海区水産研究所
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| 研究分担 |
海区水産業・資源培養研
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| 研究期間 |
完9~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
浅海・藻場生態系における魚類の生産構造を解明する目的で、鍵種であるベラ科数種について集団としての成長解析の可能性を検討するとともに、主に雌魚の卵巣から見た成熟・産卵に関する知見を得た。キュウセン(福山産)については生殖腺重量指数の推移より、6月上旬から9月上旬までの比較的長い産卵期を持つことが明らかになった。ホシササノハベラ(浜田産)については鱗による成長履歴の解析を行い、体色変化と性転換はともに体長12~14cm、年齢3~5歳の範囲で行われること、1次雄の存在する複雄性であり、1次雄群及び雌雄同体(雌、性転換個体、2次雄)群ともに体成長に差は認められないこと、多くの個体は5、6年の生涯であること等が明らかになった。生殖腺の細胞・組織学的観察より、9月中旬から12月初旬までの産卵期を持つ明瞭な生殖年周期が存在し、外部環境要因(日長、水温)の影響を受けているものと推測された。産卵期には卵成熟の日周性が認められ、最も成熟段階の進んだ卵母細胞は前日の夕刻には胚胞移動期に、翌朝7~8時には最終成熟に至り、8~11時には産卵されることが明らかになった。さらに排卵後濾胞細胞等の詳細な観察より、1歳以上の雌魚のほとんどは毎日繰り返し産卵するものの、当歳雌魚では初回成熟は遅れ産卵頻度も低いことを明らかにした。これらの成果は浅海・藻場生態系において魚類の生産構造を探る一助となる。
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| カテゴリ |
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