養殖不適切環境要因に対する耐性評価(中央水研:(32)

課題名 養殖不適切環境要因に対する耐性評価(中央水研:(32)
課題番号 25
研究機関名 瀬戸内海区水産研究所
研究分担 環境保全・影響研
環境保全・水質研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 養殖魚の環境耐性優良種苗選抜法の開発を目的として、魚体重10-25gの成長優良系マダイ(Pagrus major)(近畿大学水産研究所産)及び在来系マダイ(神奈川県栽培漁業協会産)を用いて、不適切環境要因が及ぼす影響を生理生化学的検査等により系群間で比較した。その結果、非イオン型アンモニア濃度換算でアンモニア急性毒性を比較すると、成長優良系が96hrLC50=0.77mg/l、在来系は96hrLC50=0.45mg/lであり、成長優良系マダイの方が在来系マダイよりアンモニア耐性があることが明らかになったが、血漿成分では、系群間の差異は明確にならなかった。また、アンモニアの亜急性毒性を比較したが、両系群間で差異は認められなかった。なお、在来系ヒラメ(魚体重約26g)のアンモニア急性毒性値を併せて調べた結果、96hrLC50=0.53mg/lであった。以上の結果から、成長優良種はアンモニア耐性が在来系に比べ高く、環境耐性優良種苗選抜にはアンモニア急性毒性値の比較が一つの指標として利用できる可能性が示唆された。
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