| 課題名 | ギムノディニウム赤潮発生予知技術の開発(56) |
|---|---|
| 課題番号 | 45 |
| 研究機関名 |
瀬戸内海区水産研究所 |
| 研究分担 |
瀬戸内環境・生産研 赤潮環境・有毒研 |
| 研究期間 | 止63~8~13(11) |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 本課題ではギムノディニウム(Gymnodinium mikimotoi)遊泳細胞の消長と環境要因の関係を三重県五ヶ所湾をモデル海域として調べ、本種による赤潮の発生機構解明及び発生予知技術の開発を行った。本種は周年遊泳細胞で存在し、越冬した遊泳細胞が翌年の赤潮のタネになることが判った。また、越冬した遊泳細胞の密度が高い程赤潮形成時期が早まること、冬季遊泳細胞の生残率は冬季水温に影響を受けることから、冬季平均水温を指標に本種の赤潮形成時期を予測できることが判った。一方、本種の初期出現域は特定の場所に限定されており、初期出現域では海水交換率が低く遊泳細胞が集積しやすいことが明らかとなった。このことから、初期出現域における遊泳細胞の出現を低密度で捉え、増殖モデル式を用いて本種の赤潮形成時期を早い時点で予測することが可能と考えられた。11年度は生物学的な要因について検討し、ギムノディニウムとヘテロカプサの間に種交代現象があり、ヘテロカプサがギムノディニウムよりも競争に強いことが判った。従ってヘテロカプサの出現はギムノディニウム赤潮の衰退を予知する指標と捉えることができる。このように本種赤潮の発生時期を予測する手法を開発し、所期の目標が達成されたと考えられるので、11年度で中止する。 |
| カテゴリ | 病害虫 防除 予察技術 |