| 課題名 | 底魚類・底生生物の底泥堆積有害物質蓄積に関する研究(中央水研:(74) |
|---|---|
| 課題番号 | 64 |
| 研究機関名 |
瀬戸内海区水産研究所 |
| 研究分担 |
環境保全・水質研 (大阪市立環境科学研究所) |
| 研究期間 | 完10~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 10年度の研究に引き続き、大和堆における底泥堆積有機スズ化合物の食物連鎖を通した蓄積過程について検討し、2年間の研究をとりまとめた。大和堆において、TPT濃度は高次栄養段階生物ほど高く、TPTは底泥食物連鎖を通して濃縮される傾向が認められた。一方、TBTはTPTとは異なり、底泥食物連鎖を通して濃縮されず、沿岸域(七尾湾)における調査と同様な結果が得られた。大和堆の底泥中TBT濃度は6-16ng/gと北陸・山陰沖合域(4-6ng/g)に比べて高かったが、生物中TBT濃度は北陸・山陰沖合域に比べて低く、底泥中濃度に依存しない傾向であった。大和堆の底泥中TPT濃度(4-7ng/g)は北陸・山陰沖合域(6-7ng/g)と同程度であったが、北陸・山陰沖合域に比べ、大和堆の底生生物中TPT濃度は高く、それらを餌とする高次栄養段階生物のTPT濃度も高かった。これらのことから、底質のTPTは底層に構成される食物連鎖を通して移行・濃縮され、海洋食物連鎖を通して再循環することが明らかとなった。 |
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