傾斜地ハウス及びその利用技術の開発(21)

課題名 傾斜地ハウス及びその利用技術の開発(21)
課題番号 22
研究機関名 四国農業試験場
研究分担 作物開発・気象資源研
地域基盤・機械施設研
総合研究・総研2
研究期間 完9~13(11)
年度 2000
摘要 傾斜ハウス内での防除作業の軽労化を図るため、下りには重力を利用し、上りはホース巻き取り力を利用しながら散布するレール懸垂式の防除装置を開発した。その結果、手作業による防除作業にかける時間を15%軽減でき、良好な防除作業が可能となった。しかし、散布量は噴口から遠くなるにしたがい減少し、葉裏付着率は噴口と葉の相対角度が大きく影響することが明らかとなった。傾斜ハウス内の畝方向が内部温度環境に与える影響について、傾斜方向畝と等高線方向畝でトマトが栽培されているハウスで比較した結果、等高線畝栽培では地上60cm付近での気温がハウス入り口から奥になるに従って上昇していた。次に、ハウス内に流入する斜面上昇風を調べたところ、作物や地面あるいはハウス資材との摩擦により、下側妻面入り口から3~5mで天井向きの風向に変換する等の大きな乱れを生じ、大きく減衰していた。ハウス用矩形敷地の得にくい中山間傾斜地で、敷地形状に合わせて安価な建設用資材を用いてハウスを建設し、その構造強度を有限要素法や実測により検討した。また、風によるパイプハウスの挙動を検討するため、風に見立てた加重をパイプに加えた結果、加重位置によりハウスの揺れ方が異なることが認められた。パイプハウスは強度の不足をルーズな接合により補っており、経済性を求めるには適している。以上から、当初の目標を達成したので繰り上げて完了する。
カテゴリ 病害虫 傾斜地 軽労化 中山間地域 トマト 防除

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