傾斜地域における雑草管理技術の開発(23)

課題名 傾斜地域における雑草管理技術の開発(23)
課題番号 23
研究機関名 四国農業試験場
研究分担 総合研究・総研2
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 山羊が食草する草種はクズ、ススキ、ギシギシを含む多種類の雑草であったが、ワラビ、イタドリ、洋種ヤマゴボウは好まなかった。体重約40kgの山羊が1日に食べる草の乾物重は2kg程度で、さらにそのほぼ等量を踏圧で枯らすことがわかった。山羊は傾斜度45度の斜面も自在に移動して食草するので、遊休棚田の雑草管理用の中型家畜として有用であった。多様な地形に適用できる牧柵として、亀甲網、有刺鉄線、C型鋼材の組み合わせでは設置に多大な労力を要すること、太陽電池を使用した電気牧柵は設置しやすいが脱柵には効果が小さいこと、ワイヤーメッシュはやや高価であるが、耐久年数が長く設置に要する労力が小さいことが分かった。法面や起伏した地形ではワイヤーメッシュを部分切りし、杭が設置しにくい場合は足場用パイプをクランプで固定して取り付けると作業が容易になる。山羊の牧柵近辺の歩行による法面崩壊の防止には、牧柵の位置の調整及び山羊歩行のための道の設置が必要である。小区画または部分的な雑草管理をする場合は、レール式繋牧法及びミャンマー式繋牧法を援用すると、効率的かつ安全に採食させることができる。放牧した山羊の周年管理法では夏季の腰麻痺の予防としてアイボメックの背面滴下処理及び冬期のエサの確保が重要であり、繁殖法では10~11月交配・初春分娩が子山羊の成長及び雑草管理に適している。
カテゴリ 病害虫 管理技術 傾斜地 ごぼう 雑草 繁殖性改善 山羊 わらび

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