課題名 | 種苗放流によるヒラメの種内競争および餌生物群集組成の変化過程の解明(42) |
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課題番号 | 37 |
研究機関名 |
西海区水産研究所 |
研究分担 |
海区水産業・資源培養研 (科学技術振興事業団) 海区水産業・沿岸資源研 |
研究期間 | 継9~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 9~11年度3カ年の後期放流群の摂餌、成長、及び大型天然魚による被食と餌環境との関係を整理し、餌密度が低いと摂餌や成長が劣り、被食の発生率が高いことを明らかにした。また、囲い網試験により放流魚の小型天然魚捕食能力は同サイズの天然魚より劣ることが示された。なお、種苗放流後にアミ類種組成の変化が観察されたが、これは放流魚の捕食圧には起因しないことが示唆された。競合種と想定されたアラメガレイの分布状況を調べ、本種と天然ヒラメ0歳魚の分布の重複は少なく、両種分布密度の年変動が逆相関の傾向を示す等、競合を例証する結果を得た。また、アラメガレイ分布密度はヒラメ種苗の放流後一時的に低下した。12年度は種内競争と密度の関係について追試を行い、4カ年の成果をとりまとめる。 |
カテゴリ | 亜熱帯 くり |