イネ茎葉伸長等に関与する植物ホルモンに応答して変化するタンパク質の網羅的解析と遺伝子単離・機能解明（８７）

• 課題番号: 78
• 研究機関名: 農業生物資源研究所
• 研究分担: 分子遺伝・遺伝修飾研
• 研究期間: 止１２～（１４）
• 年度: 2000
• 摘要: 高等植物は外的刺激に対し柔軟な反応を示し、その応答は植物ホルモンで代替される場合が多いが、その分子機構は不明な点が多い。本研究では、イネ茎葉伸長に関与する植物ホルモンに応答して変化するタンパク質を網羅的に解析し、変動のあるタンパク質遺伝子を単離し機能を解明する。その遺伝子を導入することにより、イネ伸長制御に関与する有用形質を備えた植物を作出する。１２年度は、イネ葉鞘タンパク質を網羅的に気相プロティンシーケンサーと質量分析系を用いて構造解析し、さらにジベレリン刺激で特異的に発現・抑制されるタンパク質を検出した。１３年度は、検出されたタンパク質のアミノ酸配列情報をもとに遺伝子を単離する。（生物研－植生研）