| 課題名 |
イネのフィトクロム機能の解明と応用(164) |
| 課題番号 |
150 |
| 研究機関名 |
農業生物資源研究所
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| 研究分担 |
生理機能・ストレス研
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| 研究期間 |
完8~(11)~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
最終的に約10,000個体分に相当するミュータントパネルをスクリーニングして、6種類のアリルの異なるphyA 突然変異体系統(osphyA-1~6)を分離した。ウエスタン解析により突然変異体系統ではPHYAアポタンパク質が存在しないことを確認した。phyA 突然変異体の生理学的解析から、phyAが黄化芽生えにおいて近赤外光を感じる主要なフィトクロム分子種であることを明らかにした。イネではこれまで、子葉鞘の伸長がフィトクロムによって制御されていることは分かっていたが、その中でのphyAの役割や、また、メソコチルの伸長制御に対するフィトクロム(特にphyA)の関与については、今回のphyA 突然変異体を用いた実験で初めて明らかにすることができた。また、子葉鞘とメソコチルの伸長阻害は一見同じメカニズムのように見えるが、phyAが関与する反応では、子葉鞘の伸長阻害はvery low fluence response、メソコチルの伸長阻害はhigh irradiance responseと、異なる光受容様式によることを明らかにした。さらに、イネの冠根の重力屈性にフィトクロムが関与していることも初めて見いだした。ただ、成体の表現型に関しては開花時期を含めてこれまでに調べた形質について違いは認められず、特殊な条件下、例えば夜間も照明が点きっぱなしの環境等における生育を比べてみる必要がある。
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| カテゴリ |
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