課題名 | 細胞周期の調節によるレシピエント卵子の有効利用法の検討(203) |
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課題番号 | 180 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
遺資二・動物保存研 |
研究期間 | 止11~12~(13) |
年度 | 2000 |
摘要 | 未成熟卵子やエイジング卵子をレシーピエント卵子として有効利用するために、細胞周期の特性を調査し人為的に制御することを目的とする。13年度は、エイジング卵子において、M期促進因子(MPF)活性(ヒストンH1キナーゼ活性:H1k活性)とMPFのサブユニットであるp34cdc2のリン酸化状態の変動を検討し、エイジングに特異的な細胞周期の調節機構を解析した。H1k活性はエイジングが進行するにつれ徐々に低下しており、p34cdc2がリン酸化されたpre-MPFの割合は培養時間と経過とともに上昇した。以上から、エイジングによるMPFの不活化は活性化型MPFのリン酸化、すなわちpre-MPFの蓄積によることが示唆された。(生物研-基盤) |
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