中国中山間地域における農林地の地目構成と外部経済効果の動向に関する研究(9)

課題名 中国中山間地域における農林地の地目構成と外部経済効果の動向に関する研究(9)
課題番号 4
研究機関名 中国農業試験場
研究分担 総合研究・動向解析研
研究期間 完11~13(12)
年度 2000
摘要 農林地がもつ外部経済効果(国土保全やアメニティ供給など)は、面積と地目が同じであっても、立地条件により異なると考えられる。また、農地の地目構成は、水稲から他作物への転換や耕作放棄地における植林などにより変化している。本研究では、中国地域の農林地がもつ外部経済効果を、地目別・農業地域類型(都市的地域,平地農業地域,中間農業地域,山間農業地域)別に評価するとともに、地目構成の変化との関連を、セミマクロ的視点から解明した。まず、ヘドニック法に農業地域類型別の差違を明示的に取り込み、その有効性を統計的に確認した。その結果,農業地域類型別にみた場合,森林以外の地目(水田,畑,樹園地)の限界評価額(1世帯が評価する1ha当たりの評価額)は、都市,平地よりも中間あるいは山間で高いことが明らかとなった(分析対象年は1995年)。また、1990~1995年にかけての限界評価額の変化と地目構成の変化との関連をみると,面積の減少率または構成比の減少ポイントが大きいほど限界評価額の増加率が大きく,中間・山間の農地でその傾向が強いことが明らかとなった。得られた研究成果は環境評価研究の進展に資するものである。また残された問題点は、関数型選択による計測誤差が存在することであり、より一般的な関数型の適用が必要である。本課題は当初の目的が得られたので、予定を繰り上げて完了する。
カテゴリ 水田 水稲 中山間地域 評価法

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