| 課題名 | ザルコトキシン遺伝子導入による耐病性系統の作出(41) |
|---|---|
| 課題番号 | 31 |
| 研究機関名 |
中国農業試験場 |
| 研究分担 |
作物開発・育種工学研 地域基盤・病害研 |
| 研究期間 | 完9~11~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | イネに抗菌性ペプチドであるザルコトキシン1A遺伝子を導入することにより、病原微生物に対する抵抗性を持つ新規育種素材を作出することを目的とした。当遺伝子の発現誘導には改変35Sプロモータを用い、細胞外分泌のためタバコPR1a遺伝子のシグナルペプチドを付与した。NCR-nptII遺伝子を選抜マーカーとしてもつ新規ベクターを構築し、これを用いてアグロバクテリウム法によって形質転換を行った。また、蛍光菌株および画像解析装置を用いて感染初期の接種葉における迅速かつ簡便な検定法を開発した。作出したどんとこい由来150個体、ヒノヒカリ由来90個体の独立した形質転換体よりT0世代における発現量を指標にそれぞれ44個体、25個体を選抜し、世代を進めてそれぞれ7系統、4系統の固定系統を育成し、白葉枯病菌に対する一定の抵抗性を呈する系統を認めた。この抵抗性は2つの白葉枯病菌の菌群に共通しており、既知の主動遺伝子支配の抵抗性とは異なっていることが確認された。抵抗性の強弱はザルコトキシン1Aの発現量と密接に関連しており、強い抵抗性を呈するためには一定量以上の遺伝子産物の蓄積が必要であったが、そのような系統は草丈、穂長などが減少し、やや弱勢であった。ザルコトキシンの全身常時発現によると思われる弱勢を回避する手法開発および他の病原に対する抵抗性の検定が必要であり、組換え系統の他機関への移管等で対応する。 |
| カテゴリ | 育種 軽労化 高付加価値 新品種 たばこ 抵抗性 |