既往の鳥獣被害防止対策技術の収集・評価(135)

課題名 既往の鳥獣被害防止対策技術の収集・評価(135)
課題番号 108
研究機関名 中国農業試験場
研究分担 畜産・(上席)
畜産・草地飼料研
畜産・業務
研究期間 完11~13(12)
年度 2000
摘要 近年、西日本の中山間地域ではイノシシによる農作物被害が甚大となっており、農業の存続が危ぶまれるような状態が見受けられる。本研究は、イノシシの水田や畑地等への侵入防止の既往技術を収集・評価し、効果的な防除技術の組み合わせを検討するために既往の侵入防止対策技術の収集を行った。島根県大田市および邑智郡内のイノシシによる農作物被害のある地域において既存の防除技術を調査、撮影した。各防止技術に対するイノシシの侵入方法については、現地の痕跡調査、聞き取り調査およびアンケート調査を行った。調査した既往の侵入防止対策のすべてにおいてイノシシの侵入事例を有していたが、イノシシがどのように行動し、侵入するのかを調査した結果、トタンや電気柵などを用いて水田や畑地を2重3重に囲うことによって、イノシシがトタンを飛び越える、電気柵にふれたショックで水田・畑地に突進してしまう、視覚的遮断効果のない侵入防止対策の場合に餌を得ようとする動機付けが高くなってしまうといった、単独で囲った場合に指摘された短所を補う効果があることがわかった。以上のように、当初の目的の基本的知見が得られたので、本課題は予定を繰り上げて完了する。
カテゴリ 病害虫 害虫 水田 中山間地域 鳥獣害 農薬 防除

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