課題名 |
コナガの総合防除体系構築の検討(146) |
課題番号 |
117 |
研究機関名 |
中国農業試験場
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研究分担 |
地域基盤・虫害研
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研究期間 |
完8~10~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
虫害研究室では卵寄生蜂を利用した野菜の重要害虫コナガの生物的防除法の開発を進めている。しかし、農業生態系を考慮すれば特定の防除手段にたよるのではなく、害虫個体群-作物個体群を中心として複雑な生態系システムの総合的な管理を目指さなくてはいけない。そのためには、1つの方法だけに頼るのではなく、多種多様な防除手段を無理なく組み合わせる必要がある。また、省農薬・省力化が進められる中で天敵を評価し、総合防除体系の確立を図る必要がある。そこで、アブラナ科害虫のコナガの天敵利用も含む総合防除体系の基礎資料を得る試験を行った。その結果,卵寄生蜂タマゴバチと併用可能な化学農薬を明らかにできた.また,大阪府立農業技術センターと共同で、寒冷紗のべたがけとタマゴバチ放飼の併用効果を検討した。べたがけ区のコナガ密度は無処理区に比較して非常に低いが、0にする事は不可能であった。しかし,タマゴバチ放飼べたがけ区では、コナガ密度をほぼ0にすることが可能であることが分かった.このことによりタマゴバチとべたがけはコナガ防除に併用可能な資材であることが判明した。
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カテゴリ |
病害虫
あぶらな
害虫
管理技術
高付加価値
省力化
生物的防除
中山間地域
天敵利用
農薬
防除
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