厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(79)

課題名 厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(79)
課題番号 65
研究機関名 北海道農業試験場
研究分担 畑作センタ・遺伝資源研
研究期間 完2~12
年度 2000
摘要 寒冷な重粘土畑作地帯でも栽培できる作物としてダッタンソバの導入と、地域での栽培に適応した多収品種の育成を目的とした。導入した品種を比較したところ、旧ソ連の全ソ植物生産研究所より導入されたダッタン種が有望であることがわかった。これを育種素材に純系選抜を行って10年度に「北系1号」を育成した。この品種は導入品種に比べ、生育期間が2日間短い、収量が1割以上多い、倒れにくいという特徴がある。また、普通ソバが栽培できないような寒冷な地域でも栽培が可能でる。ただし、子実は普通ソバに比べて小さく、苦みがあるため麺としての食味は劣っている。よって、ルチンなどの機能性成分を活かした食品の開発という問題が残った。なお、「北系1号」は13年度に種苗登録の申請を行う。以上より、当初の目標を達成したので、本課題を完了とした。
カテゴリ 安定多収技術 育種 加工適性 寒地 機能性成分 水田 そば 品種 良食味

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