課題名 | 球根花きの種識別並びに花色発現に関与する遺伝子の解析(100) |
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課題番号 | 85 |
研究機関名 |
北海道農業試験場 |
研究分担 |
作物開発・野菜花き研 |
研究期間 | 完9~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 交配から開花までに年数を要する球根花き類において、早期に雑種性の判定を行うためRAPD-PCR法の利用を検討し、アルストロメリア野生種及び種間雑種個体について、雑種判定の指標となるDNAマーカーを検出した。本方法は、20mg(新鮮重)のサンプルで分析可能なため、幼苗段階での早期判定に利用することができた。また、アルストロメリアやアリウムのように種間でDNA含量の大きく異なる場合は、フローサイトメータを用いることにより、簡便に雑種判定ができることを明らかにした。一方、チューリップの枝変わり(花色変異)品種についてRAPD-PCR法を行い、58種類のプライマーのうちOPA-07を用いたときに赤花と黄花の枝変わり品種間で多型を示すDNAマーカーを検出するとともに、アルストロメリア園芸品種の花弁中に含まれるアントシアニンの分析を行い、8種類を同定した。花色については、新規課題の中で引き続きアントシアニンの分析をすすめ、交雑後代での発現様式を調査する予定である。 |
カテゴリ | アリウム アルストロメリア 寒地 水田 チューリップ DNAマーカー 品種 |