イネ穂ばらみ期耐冷性の異なる準同質遺伝子系統を用いたAFLP解析(206)

課題名 イネ穂ばらみ期耐冷性の異なる準同質遺伝子系統を用いたAFLP解析(206)
課題番号 181
研究機関名 北海道農業試験場
研究分担 地域基盤・冷害生理研
地域基盤・(上席)
作物開発・稲育種研
研究期間 完9~12
年度 2000
摘要 北海道のイネ品種「はやゆき」(耐冷性極強)に「豊光」(耐冷性弱)を反復戻し交配して育成した、穂ばらみ期耐冷性強の準同質遺伝子系統「510-2」(B5F5)と「豊光」を交配して得た90のF2個体及びF3系統(各5個体)の穂ばらみ期耐冷性を冷水かけ流し水田で検定した。また、水田のF2個体から葉身を採取してDNAを抽出し、これを鋳型としてSSLP及びAFLP解析を行った。SSLP解析には、McCouchらのマイクロサテライトマーカー294種類を用い、AFLP解析には、EcoRIプライマー10種類とMseIプライマー16種類(160組み合わせ)を用いた。AFLP解析では、EcoRIプライマー10種類とMseIプライマー16種類との160組み合わせで約8,000種類のDNA断片が増幅され、このうち耐冷性の強い「はやゆき」及び「510-2」でのみ増幅する断片が20種類確認された。SSLP解析では、294のマイクロサテライトマーカーのうち、「510-2」と「豊光」との間で多型が認められた3つのマーカーを用いて、「510-2/豊光」のF2及びF3の解析を行ったところ、第8染色体上にあるRM72が、穂ばらみ期耐冷性と連鎖していることが判明した。従って、マイクロサテライトマーカーRM72を第8染色体上に座乗すると推定される「はやゆき」由来の穂ばらみ期耐冷性遺伝子の分子マーカーとして用いることができる。
カテゴリ 寒地 水田 品種

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