有機物施用によるダイズのカドミウム吸収抑制機構の解明(267)

課題名 有機物施用によるダイズのカドミウム吸収抑制機構の解明(267)
課題番号 227
研究機関名 北海道農業試験場
研究分担 生産環境・(上席)
生産環境・土壌研
研究期間 完11~13(12)
年度 2000
摘要 自然賦存条件下におけるダイズ子実中のカドミウム濃度と土壌理化学性の関係、有機物資材施用によるカドミウムの土壌中における形態変化とダイズによる吸収量の変化を明らかにし、有機物資材施用によるカドミウムの吸収抑制機構を解析するため、北農試内の黒ボク土の畑に石灰質資材、有機物資材を施用してダイズを栽培し、ダイズの生育・収量、子実中のカドミウム含量、土壌のpH及びカドミウム含量を調査した。その結果、土壌pHは石灰質資材と有機物資材の併用や、資材中に石灰質資材を含む腐植酸質資材(以下、腐植酸質資材)の施用により大きく上昇すること、pH上昇の特に大きい腐植酸質資材施用土壌の交換態カドミウム含量が大きく低下すること、交換態カドミウム含量とダイズ子実中カドミウム含量の間に資材で異なる正の相関があること、腐植酸質資材施用土壌を除くと、土壌pHと子実中カドミウム含量の間に負の相関があることが認められ、有機物資材施用による子実中のカドミウム含量の変化は、資材の持つ高pH、養分供給能、キレート作用等の理化学的特性によるものであると考えられた。残された問題は、カドミウム吸収に最も影響の大きい理化学的特性の解明である。成果は組み替え新規で開始される課題「有機物資材を利用したカドミウム吸収抑制技術の開発」に成果を引き継ぎ、残された問題の解明を行う。
カテゴリ 寒地 大豆

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