課題名 |
カンキツのファイトアレキシン、スコパロンの生合成及び病害抵抗性に関する育種的研究(33) |
課題番号 |
32 |
研究機関名 |
果樹試験場
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研究分担 |
カンキツ・育種研
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研究期間 |
止11~12~(13) |
年度 |
2000 |
摘要 |
病原菌の感染および紫外線照射によりカンキツ果皮に生成するスコパロンについて薄層クロマトグラフィーを用いて抗菌活性を調べた。灰色カビ病菌を接種したキンカンの成果と紫外線照射した幼果及び成果についてはスコパロン(6,7-ジメトキシクマリン)と推定される物質が生成された。また幼果についてはこれに加えて5,7-ジメトキシクマリンと推定される物質が紫外線によって誘導されていた。このクロマトグラフィープレートにキュウリ炭疽病菌胞子を噴霧したところ、これらクマリン系の抗菌物質の他にRf値0.74付近において強い胞子の発芽阻止部がみられ、これは成果、幼果共に処理の有無に関わらず観察されることから新規のプロヒビチンであると推定された。この他にも微量で強い抗菌活性をもつスポットが検出された。本課題は研究機構-果樹研に引き継がれる。
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カテゴリ |
育種
遺伝資源
きゅうり
きんかん
台木
炭疽病
病害抵抗性
品種
その他のかんきつ
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