課題名 | ナシの自家不和合性遺伝子の解析(68) |
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課題番号 | 63 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
育種・ナシクリ研 |
研究期間 | 完8~10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 自家和合性品種育成を効率的に進めるために育成したS4smホモ接合体系統である266-27の後代の和合性について年次変異を検討した。266-27を種子親とした3組合せのそれぞれ20個体を用い自家受粉を行った。その結果1組合せで全個体が自家和合性を示したが、2組合せについてはそれぞれ10個体が不和合性と判定された。自家不和合性を含む2組合せの中で、一方は花粉親がS4遺伝子を有していることから後代の遺伝子型にS4S4smが出現し、これが自家不和合性を示すのではないかと考え、各個体の花粉を八雲および幸水に受粉した結果、自家和合性個体は1個体を除いて幸水とのみ不和合性、自家不和合性個体は両者と不和合性を示し、仮説をほぼ支持した。368各個体の花粉を八雲および幸水に受粉した結果、自家和合性個体は両者と和合性、自家不和合性個体は1個体を除いて八雲と不和合性を示した。このことから自家和合性個体はS2S4sm、自家不和合性個体はS1S4smのS遺伝子型を有すると考えられた。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 自家和合性品種 受粉 台木 品種 |