常緑果樹遺伝資源の探索導入(74)

課題名 常緑果樹遺伝資源の探索導入(74)
課題番号 69
研究機関名 果樹試験場
研究分担 育種・遺伝資源研
研究期間 完63~12
年度 2000
摘要 昭和63年度から平成12年度までの13年間に、ネパール、ベトナム、スリランカ、タイ、ブラジル、地中海地域などにおいて探索・収集を行うとともに、アメリカ、オーストラリア、イタリアなどの試験研究機関と果樹遺伝資源の交換・導入を行った。収集・導入した落葉果樹遺伝資源は、カンキツ約920点、ビワ約60点、レイシ約40点、マンゴー約30点、パインアップル約20点など合計約1,250点である。穂木で導入した大部分の果樹遺伝資源は隔離検疫が必要であるため、横浜植物防疫所大和圃場及び果樹試験場の隔離施設で隔離栽培し、ウイルスの存在が認められた場合は無毒化処理を行い、ウイルスを保毒していないことが確認された遺伝資源のみの隔離解除が許可された。これらの果樹遺伝資源は各樹種の育成研究室などに送付して保存されるとともに、その特性が評価され、育種母本や試験材料として活用されている。現在、生物多様性条約のもとで、遺伝資源の探索・収集や受入・導入が困難になりつつあるが、今後、国内外の遺伝資源協力ネットワークの構築などを進めつつ、野生遺伝資源の探索・収集や海外育成品種の導入を積極的に行い、新品種育成の基盤となる育種素材の拡大を図る。
カテゴリ 育種 遺伝資源 新品種育成 台木 びわ 品種 マンゴー レイシ その他のかんきつ

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