| 課題名 |
カンキツ果実における有機酸代謝の調節機構(138) |
| 課題番号 |
120 |
| 研究機関名 |
果樹試験場
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| 研究分担 |
カンキツ・形質発現研
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| 研究期間 |
完10~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
実用的な減酸剤開発に当たって,唯一安定した減酸効果が確認されているヒ酸による減酸機構を解明することは,標的部位を決定する重要な情報源となる.10年度には,ヒ酸による減酸はクエン酸蓄積の抑制によるもので,クエン酸の生成・分解に関わるTCAサイクルの酵素;クエン酸合成酵素(CS)・NAD依存イソクエン酸脱水素酵素(NAD-IDH)及びTCAサイクルへの基質補充に関わるホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(PEPC)のバランスによって決定されると推察した.11年度には,CS及びNAD-IDH遺伝子の発現解析を行ったが,ヒ酸鉛処理果では処理直後のCS遺伝子の発現量が若干高かった以外は有意な差は認められず,ヒ酸鉛処理がこれらの遺伝子の発現量に及ぼす影響は小さいものと推察された.12年度には,砂じょうミトコンドリアのクエン酸輸送に及ぼすヒ酸の影響を調査し,1,2,3-benzene tricarboxylic acid感受性のクエン酸輸送がヒ酸によって明らかに阻害され,膜に存在するクエン酸の輸送体が新たな減酸剤のターゲットとなり得る可能性が示唆された。以上のことから,ヒ酸によるクエン酸蓄積抑制は,TCAサイクルの酵素とクエン酸の輸送体への影響を併せた結果であり,今後,ミトコンドリアからのクエン酸輸送を制御することによって,実際に果汁中の酸含量を調節できるかどうかを明らかにする必要がある。
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| カテゴリ |
輸送
その他のかんきつ
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