課題名 | 水に起因する品質劣化の予測モデルの開発(154) |
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課題番号 | 136 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
育種・品質化学研 |
研究期間 | 止11~12~(13) |
年度 | 2000 |
摘要 | 貯蔵果実の水ポテンシャル等体内水分と品質劣化との関係を解明するために、細胞膨圧の測定法、細胞膨圧と品質劣化の関係、低温障害の発生機構を検討した。プレッシャープローブ法で測定した細胞膨圧の平均値と、サイクロメータ法で求めた組織の膨圧は一致した。細胞膨圧は冷温高湿度状態で品質を保持した果実で大きく、出庫後室温で放置した果実では小さくなり、果実品質に対する細胞膨圧の重要性が示された。カボス等の低温障害には、温度だけでなく湿度の影響が大きく、低温低湿度では水ポテンシャルや膨圧の低下、細胞における膜の透過性増加等が起こることから、低温障害に対して水ストレスが重要な要因であることが明らかとなった。本課題は研究機構-果樹研に引き継がれる。 |
カテゴリ | かぼす 鮮度保持技術 品質保持 |