課題名 | 土着天敵群を用いたハダニ類、鱗翅目類等害虫の防除を核とした総合防除技術の確立(229) |
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課題番号 | 206 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
保護・虫害研 |
研究期間 | 止11~12~(15) |
年度 | 2000 |
摘要 | ハダニの優占種は無防除園と殺虫剤無散布園では平成11年と同様,各々オウトウハダニとミカンハダニであった。一方,平成11年にナミハダニが優占した慣行防除園ではミカンハダニが優占した。これと対応して天敵類の種構成も大きく異なった。天敵類を誘引する匂い物質の一つであるサリチル酸メチルを園内に設置したが,ミカンハダニの卵死亡率に一定の傾向が見られず,本物質の天敵誘引効果は判然としなかった。また,各種ハダニのコロニーに天敵昆虫を放飼して滞在時間・捕食量・産卵数を調査した結果,ヒメハダニカブリケシハネカクシでは主にハダニ密度が定着性に影響するのに対し,キアシクロヒメテントウではハダニ種の違いも定着性に影響することが示唆された。本課題は研究機構-果樹研に引き継がれる。 |
カテゴリ | 病害虫 おうとう 害虫 生物的防除 総合防除技術 土着天敵 防除 |