花芽形態形成遺伝子を用いた早期花成誘導技術の開発(272)

課題名 花芽形態形成遺伝子を用いた早期花成誘導技術の開発(272)
課題番号 239
研究機関名 果樹試験場
研究分担 リンゴ・育種研
リンゴ・栽培生理研
研究期間 止9~12~(16)
年度 2000
摘要 リンゴの交雑育種においては、播種から開花・結実までに7~8年を要し、これが育種推進の障害の一つになっている。そこで、リンゴの花芽形成遺伝子の解析、単離並びにリンゴへの遺伝子導入によって、早期花成誘導技術の開発を行う。平成12年度は、花芽形成を促進する遺伝子であるシロイヌナズナAPETALA1の相同遺伝子と考えられるリンゴのMdAP1遺伝子をシロイヌナズナに導入し、早期開花することを確認した。従ってリンゴMdAP1遺伝子は、花芽形成を促進する機能のあることが示唆された。また、花芽形成を抑制すると考えられるリンゴMdTFL1をシロイヌナズナに導入したところ、開花遅延が認められ、MdTFLは花芽形成を抑制する機能のあることが示唆された。成果の一部は園芸学会で発表した。来年度は、MdAP1及びMdTFLをリンゴに導入し、これらの遺伝子のリンゴにおける機能を明らかにする。本課題は、平成13年度より、独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所に引継ぐ。
カテゴリ 育種 播種 りんご

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