温州萎縮ウイルスグループの遺伝子機能解析(293)

課題名 温州萎縮ウイルスグループの遺伝子機能解析(293)
課題番号 256
研究機関名 果樹試験場
研究分担 カンキツ・形質発現研
保護・病害研
研究期間 完7~(10)~12
年度 2000
摘要 これまで温州萎縮ウイルス及びその近縁ウイルスは、我が国カンキツに深刻な被害をもたらしているが、塩基配列・遺伝子構造が不明で未分類であった。そこで温州萎縮ウイルスの全塩基配列の決定を行い、既知の植物ウイルスには見られない特異な遺伝子構造を明らかにした。さらに温州萎縮ウイルスグループ6分離株の外被タンパク質及びRNAポリメラーゼ遺伝子の塩基配列の決定を行い、系統樹分析により類縁関係を明らかにした。以上の結果から、温州萎縮ウイルス及び近縁ウイルスのカンキツモザイクウイルスとネーブル斑葉モザイクウイルスは、温州萎縮ウイルスを代表種とする新しいウイルス属に分類された。その他の分離株はカンキツモザイクウイルスの系統として整理され、特に本ウイルスの多様性が初めて明らかになった。さらに、これらのウイルス・系統に共通な塩基配列を利用する遺伝子診断法の基盤を確立した。また、カンキツタターリーフウイルスの病原性が異なる多くの系統について外被タンパク質遺伝子の塩基配列を決定し、すべての系統を安定して検出する遺伝子診断法を確立した。
カテゴリ 植物ウイルス ネーブル その他のかんきつ

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