課題名 | カンキツの自家不和合を示すSタンパク質の免疫化学的検討 |
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課題番号 | 66 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
カンキツ・育種研 |
研究期間 | 単12 |
年度 | 2000 |
摘要 | カンキツ類では自家不和合性に関する分子生物学的な研究はリンゴ、ナシと比べてほとんど行われておらず、他の植物で自家不和合性に関与していると考えられているSタンパクの検出も行われていない。そこで開花1日前と4日前の自家不和合性および自家和合性品種の雌ずいタンパク質を抽出し、2次元電気泳動を行った。自家不和合性品種の開花1日前の雌ずいでは28KDの塩基性タンパク質が発現しており、このタンパク質は自家不和合性品種では全く発現していないか、ごくわずかにしか発現していなかった。また、リンゴ、ナシのSタンパク質と相同性の高い共通抗原領域の抗ペプチド抗体を用いてウェスタンブロッテイングを行ったところ、このタンパク質と抗原抗体反応が認められ、カンキツの自家不和合性タンパク質はリンゴ、ナシのそれと類似のものであると考えられた。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 自家和合性品種 台木 品種 りんご その他のかんきつ |