課題名 |
食品のアレルゲン性予測法の開発(107) |
課題番号 |
86 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
生産利用
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研究期間 |
完9~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
遺伝子組換農産物等におけるアレルゲン性の増減を理論的に予測する技術の開発を目指して,既知の食品アレルゲン特異的免役グロブリンの超可変領域をコードする遺伝子のレパートリー及び各アレルゲンのエピトープを調べるため,様々な食品アレルゲン特異的免役グロブリンを産生するB細胞クローンを調製した。ヒト末梢血よりリンパ球を分離し、Epstein-Baar Virusを用いて不死化させ,20万クローン規模のオリゴクローンB細胞ライブラリーを完成させた。次に,既知の6種のアレルゲン蛋白質(αs-カゼイン、β-ラクトグロブリン、米抽出物、卵白アルブミン、オボムコイド、大豆抽出物)を用いたELISAにより、上記ライブラリーより特異的抗体産性オリゴクローンストックを検出した。次に各陽性オリゴクローンの産生する免疫グロブリンのクラスをヤギ抗ヒトIgG、同IgA、同IgM、同IgE2次抗体を用いたELISAにより決定した。細胞ライブラリーには,食品アレルゲン特異的免疫グロブリン産生B細胞が含まれており,それらの免疫グロブリンの多くはIgMに分類された。次いで,各陽性オリゴクローンから、免疫産生B細胞の単一クローンを多数単離し、ウワバイン耐性を獲得させたマウスミエローマ細胞であるSP2/Oと融合させ、食品アレルゲン特異的ヒトモノクローナル抗体産生ハイブリドーマを選抜した。
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カテゴリ |
加工
ストック
大豆
品質保持
山羊
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