タイ国における粗飼料の低コスト調製技術に関する研究

課題名 タイ国における粗飼料の低コスト調製技術に関する研究
課題番号 62
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 畜産草地・(主研)
(野茶試・茶栽培・作技研)
(四国農試・企連・業務2科)
研究期間 単12
年度 2000
摘要 タイ東北部の小規模酪農経営に適した低コストで取り扱いやすい粗飼料生産技術を開発するため、長大飼料作物を小容量のロールベールに梱包してフィルムで密封するミニロールベールサイレージ調製装置をコンケン家畜栄養研究センターに設置し、本調製法の現地適応性と作業特性を調査した。供試した材料は、細断したサトウキビ・ネピア・エリアンサスの長大作物と、ビール粕、稲ワラの未利用資源であった。本装置は、長大飼料作物をタワーサイロ等の施設サイロやトラクタ等の大型機械を用いず簡易にサイレージに調製でき、しかも運搬や給餌作業が容易に行えることから、東北タイでの粗飼料の低コスト生産技術として適応性が高いと判断された。また、4人の組み作業で1時間当たり960■のサイレージが調製でき、従来の小袋方式に比べて約2倍の高い処理能力を示した。今後は、飼料資源の発酵品質を高めるため、サトウキビ、稲ワラ、ビール粕を混合したオールインワンサイレージの貯蔵期間、貯蔵場所などの貯蔵方法と発酵品質について検討する必要がある。この成果は、独立行政法人国際農林水産業研究センターへ受け渡す。
カテゴリ 経営管理 さとうきび 飼料作物 低コスト 乳牛 未利用資源 わらび

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