草類遺伝資源の2・3次特性評価(48)

課題名 草類遺伝資源の2・3次特性評価(48)
課題番号 37
研究機関名 草地試験場
研究分担 育種・育種資源研
研究期間 完5~12
年度 2000
摘要 農林水産省ジーンバンク事業第2期(平5~12年)事業計画に基づき、植物遺伝資源特性調査マニュアルに準じて遺伝資源の2、3次特性調査を実施し、データをセンターバンクのデータベースに蓄積した。8年間の結果は以下のとおりである。東北から沖縄にいたる全国約400点の収集シバ遺伝資源について2次必須特性としてさび病抵抗性、春の草勢、春の緑化の早晩、紅葉の早晩、越夏性、越冬性など、2次選択特性として葉枯病抵抗性、秋の草勢、耐旱性など、3次必須特性として刈取り耐性、3次選択特性としてしば密度、匍匐茎伸長度、採種性、20穂重などについて調査した。広島県から導入した160点のソルガムとスーダングラス遺伝資源については2次必須特性としてすす紋病抵抗性や2次選択特性として鳥害抵抗性などを調査し、JIRCASなどから導入した約400点のギニアグラスについては2次必須特性として越冬性を、2次選択特性としてアポミクシスの割合などを調査した。一方、しばの特性調査の結果から、ほふく茎の伸張に優れる「朝駆」を選抜し、品種登録を行った。他品種と異なる「朝駆」の特性は、匍匐茎の伸張に優れ(定植後3ヶ月で63cm、13ヶ月で141cm)、また、匍匐茎は「エメラルド」の2倍程度と太く、芝草地の早期造成が可能になる点である。(研究機構-畜草研)
カテゴリ 育種 遺伝資源 栽培技術 飼料作物 ソルガム 鳥害 データベース 抵抗性 品種

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