牧柵の省力的設置、更新技術の開発(186)

課題名 牧柵の省力的設置、更新技術の開発(186)
課題番号 153
研究機関名 草地試験場
研究分担 放牧利用・施設工学研
(北原電牧株式会社)
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 10年度に牧柵柱の打設作業に必要な打撃力及び抜取り作業に必要な引っ張り力を土壌別、柵柱形状別に調査した。この調査結果を元に、11年度ではエンジンの回転を往復運動に変換し、自重によって柵柱を打込む打設機構を考案した。12年度には考案した打設機構と、柵柱を垂直に打込むための調整機構を備えた牧柵施工機を開発した。本機は打設機構部の脱着が可能で、打設機構部を取り外し、抜取り用金具を装着することで、老朽化の進んだ柵柱であっても柵柱を機械的に抜取ることができた。本機は小型で機動性に富み、15度の傾斜地での作業が可能であった。柵柱の傾倒角、打込み深さ等の打設精度は慣行人力作業と同等であった。柵柱1本当りの打込み時間は約60秒であり、慣行人力作業の1.5倍程度の打込み時間を要した。しかし、作業者の心拍数を測定した結果、作業負荷が軽減されていることが明らかとなり、連続的な柵柱の打設作業が可能とみられた。柵柱の抜取りでは作業能率及び労働負荷は慣行人力作業と同程度であった。今後は商品化に向けた検討が必要である。
カテゴリ 管理技術 傾斜地 自動管理

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