多様な飼料基盤活用による土地利用型酪農経営モデルの開発(205)

課題名 多様な飼料基盤活用による土地利用型酪農経営モデルの開発(205)
課題番号 165
研究機関名 草地試験場
研究分担 草地基盤・体系評価研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 地域の飼料資源賦存量とその利用実態を解明し、アンバランスな地域資源利用を調整し、積極的な資源の利活用と有効な土地利用による飼料生産・確保・利用を基盤とする畜産経営モデルを構築する。 栃木県の中山間地域では、資源利用の縮小や利用中止の要因を■飼養頭数拡大で時間がない■利用が面倒■給与技術の変化をあげ、また、土地基盤や圃場分散などから無作付け地や耕作放棄地を増加させる等、利用されない飼料資源が増えている一方で購入飼料に依存する酪農の実態が明らかとかった。多頭飼養・高泌乳生産を行う酪農では、緻密な飼料設計にもとずく給餌が行われ、飼料原料には■品質の安定■年間調達の安定■明確な含有成分■調達の利便性等が要求される。しかし、飼料作物や地域に賦存する多様な飼料資源はこの条件には当てはまらなくなってきて、給与飼料はTMRセンターからの供給に依存する農家が増えている。そのTMRセンターで用いられる調製飼料原料も■製品品質のコントロール■原料の安定した入手■調製のし易さ■原料コスト等から食品産業粕類、輸入乾牧草が利用され、地域賦存の飼料資源はほとんど利用されない。そこで、利用しにくくなった飼料資源を収集・調製して酪農家やTMRセンターに安定供給しする「地域資源活用センター」を核とした地域飼料資源利用型の大規模高生産酪農経営と中小規模酪農経営の2つの土地利用型酪農モデルを提案した。
カテゴリ 経営管理 経営モデル 傾斜地 コスト 飼料設計 飼料作物 中山間地域 乳牛

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