落葉雑木林の環境が牧草草種・品種の生育に及ぼす影響(206)

課題名 落葉雑木林の環境が牧草草種・品種の生育に及ぼす影響(206)
課題番号 166
研究機関名 草地試験場
研究分担 草地基盤・(上席)
研究期間 止12~14(12)
年度 2000
摘要 放棄された雑木林地を繁殖用の放牧地として有効利用する観点から、落葉広葉樹の大径木林地における林床への日射量などの生育環境と牧草の初期成育、再生性、永続性等との関係をイネ科11草種・18品種、マメ科4草種・6品種を用いて調査した。9月中旬に播種したが、落葉期間の日射量は林地外の30%以上有り、発芽・初期成育ともに良好であった。しかし、広葉樹の生育期間には木の葉が茂り、日射量が林外の10%台に低下する事もあり、再生不良となり、被度が低下した。その中で、日射量の低下に対して強いと考えられたイネ科草種は、ベントグラス、レッドトップ、リードカナリーグラスであった。オーチャードグラス、ケンタッキーブルーグラスでは品種間差が認められた。また、マメ科牧草では、シロクローバの被度が他のマメ科よりも高かった。しかし、マメ科牧草の生育量から、永続的に生育するためには20~30%以上の日射量が必要であると推察された。試験期間が短く、林地の茂みの繁茂に伴う日射量の変化と牧草の永続性については不明である。しかし、マメ科で得られた成果は、混木林放牧の参考となる。
カテゴリ 傾斜地 さやいんげん 播種 繁殖性改善 品種

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