茶系飲料残渣のサイレージ化調製技術に関する研究

• 課題番号: 104
• 研究機関名: 草地試験場
• 研究分担: 生産利用・調製評価研; 生産利用・（主研）; 生産利用・乳牛飼養研
• 研究期間: 止１２～（１３）
• 年度: 2000
• 摘要: 茶系飲料残渣は蛋白質含量が高く、様々な生理活性物質が含まれているが、腐敗しやすいため産業廃棄物として処理されている。この有効利用を図る目的でサイレージ調製を試みた。茶飲料残渣には付着乳酸菌は検出されず、単少糖類は極めて少ないため、乳酸発酵が起こりにくいことが示唆された。乳酸菌・セルラーゼ添加サイレージでは、無添加区に比べてpHが低く、乳酸含量が高い高品質サイレージが調製できた。また、緬羊による消化試験では高い消化率を示し、サイレージ給与により、糞便中の大腸菌、ブドウ球菌、酪酸菌およびバチルス菌が減少する等の腸内フローラ改善効果が認められた。（研究機構－畜草研）
• カテゴリ: 管理技術 飼料作物 茶 羊 評価法 未利用資源