課題名 | 細菌の分類・同定とその手法の開発(4) |
---|---|
課題番号 | 3 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
環境生物・特性分類研 環境生物・(微生物上席) |
研究期間 | 完7~16(12) |
年度 | 2000 |
摘要 | 農業生態系に生息する各種細菌の分類・同定とその手法の開発を行った。簡易同定法として、API20NEを用いた迅速検索法の開発を行い、さらにAPI20NEと相互補完的でかつ安価な方法として炭素源利用能の簡易・迅速検査法を開発した。また、従来の方法で得られた任意の細菌学的性質を比較することによって類似菌種を迅速に検索する方法も開発した。新種の病原細菌による病害として、ネギ葉枯細菌病(新称)(Xanthomonas campestris pv.allii)と新病害のニガウリ青枯病(Ralstonia solanacearum)を報告した。さらに、植物体上の細菌群の分類や特性を調べるため、イネ体上に生息する細菌について、健全イネ分離株の細菌学的性質を調べると共に、イネ葉鞘での適応性を調べ菌群間で適応性に大きな違いがあることを明らかにした。また、それらの細菌では、植物体でのある種の病原細菌に対する抵抗性誘導能力に差があることを明らかにした。特に優勢な細菌群について詳細な分類を行い植物体では未報告の新種であることを明らかにした。 |
カテゴリ | 青枯れ病 抵抗性 にがうり ねぎ |