畦畔植生における他感作用等の相互作用機構の解明(72)

課題名 畦畔植生における他感作用等の相互作用機構の解明(72)
課題番号 62
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 環境生物・他感物質研
研究期間 完9~13(12)
年度 2000
摘要 畦畔植生における植物間相互作用を解析し、刈り取り等の畦畔管理作業にともなう植生群落の変化・安定の機構解明を行った。その結果、刈り取り処理が畦畔群落の安定性に及ぼす効果は構成草種の生態的特性により異なり、(1) 地下茎を持たないミヤコグサは他感作用活性が強いにもかかわらず、強度の刈り取りにより定着が阻害される、(2) 刈り取り回数が少ない場合には群落内のチガヤが優占する、(3) 刈り取り回数を増加させると群落内のヨモギ、スギナがチガヤの優占化を抑制することが明らかになった。以上の結果から、群落構成草種および刈り取り強度から、畦畔植生における群落構成の変化を予測することが可能になった。これらの結果と、地下部の構造との関係を明らかにすることが今後の課題である。
カテゴリ 畦畔管理 よもぎ

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