アレロパシー物質等植物が生産する生理活性物質検定手法の開発(75)

課題名 アレロパシー物質等植物が生産する生理活性物質検定手法の開発(75)
課題番号 65
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 環境生物・他感物質研
研究期間 止11~12~(15)
年度 2000
摘要 遺伝子組換え植物等の新たに導入された植物が、新たな他感物質などの生理活性物質を生産する可能性があり、その安全性を迅速かつ高い精度で事前評価する必要がある。そこで、根圏土壌からこれらの物質による活性を検出する手法の開発を行った。開発した手法は、植物体の根圏土を、5g、3g、1.5ggの割合いで秤量し、0.5%の寒天を7.0、8.2、9.1ml添加し、25℃暗黒条件で3日培養して根・胚軸などの伸長を測定するものであり、本手法により、イネ科、マメ科植物の根から根圏に放出されるアレロパシー物質の作用を検定した。その結果、ヘアリーベッチ根圏の活性が強かった。すでに確立したサンドイッチ法によって、30種類の植物の検定植物としての優劣を比較した結果、アブラナ科のダイコン、ナス科のトマト、マメ科のルーサン、ユリ科のネギが優れていたが、ヒユ科のアマランサス・ヒポコンドリアクス(関東2号)が、発芽揃いが良く、感受性が高く、レタスに次いで優秀な検定植物であることが判明した。なお、本課題は独立行政法人農業環境技術研究所に引き継ぐ。
カテゴリ あぶらな アマランサス アレロパシー物質 栽培技術 だいこん トマト なす ねぎ ゆり レタス

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