塩素系有機化合物の穀類への吸収・移行・蓄積機構の解明(97)

課題名 塩素系有機化合物の穀類への吸収・移行・蓄積機構の解明(97)
課題番号 85
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 資材動態・(農薬上席)
資材動態・殺菌動態研
研究期間 完11~13(12)
年度 2000
摘要 ダイオキシン類汚染土壌を用いてイネを水田および乾田状態で栽培し、収穫時にイネ体各部位におけるダイオキシン類の蓄積量とその異性体組成、ならびに栽培条件の違いがダイオキシン類の移行・蓄積性に及ぼす影響を検討した。玄米からはダイオキシン類はほとんど検出されなかったが、葉と籾殻からは、玄米と比較するとかなりの濃度のダイオキシン類が検出され、とくに土壌中濃度が最も低かったCo-PCBsの濃度が各部位で高かった。また、玄米を除くイネ体各部位のダイオキシン類異性体組成は互いに類似しているが、土壌中のダイオキシン類異性体組成とは明らかに異なっており、各ダイオキシン類の異性体は低塩素化合物ほど検出量が多かった。水田状態と乾田状態で栽培したイネ葉中のダイオキシン類の濃度とその異性体組成は大差ないことから、ダイオキシン類のイネ体中への移行・蓄積は栽培法(水条件)の影響を受けないと思われた。以上の結果から、土壌中のダイオキシン類は何らかの経路でイネ体各部位に移行していると考えられるが、それらを厳密に特定することが出来なかった。この問題は、ミレニアムプロジェクト課題で引き続き取り組む。
カテゴリ 病害虫 栽培条件 水田

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