課題名 | シミュレーションモデルを用いた系外流出リスク管理手法の開発及び流出制御資材適用への応用(120) |
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課題番号 | 104 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
資材動態・除草動態研 ((株)欣膳・研究開発部) |
研究期間 | 止12~(14) |
年度 | 2000 |
摘要 | 温度を低温(500℃)、中温(650℃)、高温(800℃)の3段階に設定し焼成したが、モミガラ成形炭の比表面積は160~200m2/gの範囲内にあり、高温域での比表面積の急激な増加は起こらなかった。モミガラ成形炭のpHは木炭と異なり焼成温度で変化せず、10.5~11.4の高アルカリ域にあった。各種除草剤の土壌吸着係数(Kd)と土壌表層から田面水への脱着速度定数(kdes)を求め、Kdとkdesの関係を調べた結果、灌漑水に蒸留水を用いて求めたkdes(DW)とKdには高い負の相関(R2=0.894)が存在した。しかし、灌漑水に0.01MCaCl2溶液を用いて求めたkdes(0.01MCaCl2)とKdには、高い負の相関は存在しなかった。これは、灌漑水中のCa2+が架橋となり陰イオン性であるスルホニル尿素系除草剤と土壌との結合に関与したためと考えられる。なお、本課題は独立行政法人農業環境技術研究所に引き継ぐ。 |
カテゴリ | 肥料 病害虫 除草剤 農薬 |