課題名 |
平地林の養分管理技術の研究(132) |
課題番号 |
111 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所
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研究分担 |
資材動態・微量要素研
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研究期間 |
完8~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
目的:わが国での樹木の栄養はもっぱら植栽地の自然肥沃度に委ねられており、肥沃性の面からの様々な問題が潜在していることが想定される。そこで、平地林樹木の維持管理のための栄養診断および施肥法の開発を目的とした試験を行う。結果:1)樹木植栽地の土壌診断をした結果、リン酸、ホウ素及び亜鉛が欠乏レベルにあった。2)農環研内の4樹種にホウ素肥料を施肥し観察診断したところ、アカマツとスギで生育効果を認めたが、サクラとシラカシでは特に認めなかった。3)マツ成木に対するホウ素施肥により、枝と幹の肥大効果を認めた。また、6~8月期間の葉汁液中のブリックス値は対照区より施肥区の方が低かった。4)2年生マツ苗にホウ素と亜鉛を施用し、生育期間2年後の調査において、全重および枝の肥大効果を認めた。5)1997年秋にマツ成木34本にホウ素入り粉状肥料を施肥し、その前後5年間の枯損状況と時期別降水量との関連性を調べた結果、枯損率は、施肥後減少し、6~8月期降水量と高い相関(R=0.96)がみられた。
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カテゴリ |
肥料
病害虫
栄養診断
管理技術
さくら
施肥
土壌診断
農薬
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