アジアの農耕地におけるCH4、N2Oの発生量の評価とその発生抑制技術の確立に関する研究(170)

課題名 アジアの農耕地におけるCH4、N2Oの発生量の評価とその発生抑制技術の確立に関する研究(170)
課題番号 139
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 環境管理・影響調査研
環境資源・大気生態研
研究期間 止12~(14)
年度 2000
摘要 12年度から、インドと中国の畑地などで亜酸化窒素の発生に関する共同調査の開始に合意した。また、施肥方法の違いが亜酸化窒素(N2O)と一酸化窒素(NO)の発生量に及ぼす影響を、12年9月から13年1月まで農環研内の黒ボク土畑圃場で白菜を栽培して、調査した。全面全層施肥と局所溝状施肥という異なる施肥方法で、速効性肥料(尿素)と被覆尿素肥料を25gNm-2施用し、N2OとNOのフラックスをクローズドチャンバー法で測定した。なお、局所溝状施肥区では、標準施用区と20%だけ減肥した施用区を設置した。また、施肥位置は、土壌表面から深さ8cmとした。その結果、溝状施肥で20%減肥した処理区では、減肥しない処理区よりもN2O及びNOの発生量が10-35%だけ少なかった。なお、溝状施肥の尿素区では、全層施肥の尿素区よりもN2O発生量は多かったが、N2O-NとNO-Nの合計N発生量は全層施肥区のほうが多かった。今後は、アジアの農耕地からのN2Oの発生量を現地での共同研究により推定するとともに、その発生抑制技術を確立していく必要がある。なお、本課題は独立行政法人農業環境技術研究所に引き継ぐ。
カテゴリ 肥料 施肥

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