気候資源の評価に基づく農業生態系の変動予測手法の開発(217)

課題名 気候資源の評価に基づく農業生態系の変動予測手法の開発(217)
課題番号 184
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 環境資源・気候資源研
企画調整・地球チーム
研究期間 完9~14(12)
年度 2000
摘要 11年度に4種類の大気大循環モデル(GCM)から作成した解像度が2次メッシュ(約10km四方)からなる気候変化シナリオと、作物の生育期間の予測手法の一つであるノンパラメトリック手法によるDVR法を用いて、日本の4つの水稲作柄表示地帯におけるイネ生育期間の気候変化による年代間変化を推定した。2060年代までには、すべての地帯、すべてのシナリオで、移植-出穂日期間が現在よりも短かくなることが推定されたが、特に高緯度の地帯でその傾向が顕著に表れ、宮城・中部では15-20日程度、新潟・下越では10-15日程度の短縮となった。又、年代間変化についても同様で、同一地帯の2000年代、2020年代においてシナリオ間による推定値の差が大きくなる傾向が見られるが、高緯度でその差が比較的大きく、低緯度では比較的小さくなった。日本以外のアジア地域での、この気候変化シナリオを用いたDVR法の適応は未検討であるため、今後、アジア地域への適応を検討する必要がある。
カテゴリ 管理技術 水稲 評価法

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