| 課題名 | 牛ウイルス性乳頭炎の調査および診断法の開発(54) |
|---|---|
| 課題番号 | 36 |
| 研究機関名 |
家畜衛生試験場 |
| 研究分担 |
ウイルス病・ウイ生態研 北海道・臨床微物研 総合診断・病原診断研 |
| 研究期間 | 完11~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 牛のウイルス性乳頭炎の原因と考えられるパラポックスウイルス(PPV)および牛ヘルペスウイルス2型(BHV-2)について、全国各地から集めた牛血清を使用し抗体調査を行った。PPVに関しては、野生動物を含めた広範囲の動物種について疫学調査ができるよう、寒天ゲル内沈降試験とともにprotein AGを使用したELISAを開発した。BHV-2に関しては補体要求性中和試験を行った。牛のPPV抗体陽性率は70%以上で陽性牛は広域に存在した。また、ニホンカモシカに高率に陽性例が認められた。牛のBHV-2抗体陽性率は約1%で、数県で局地的に陽性牛が検出された。高感度で特異的な迅速遺伝子診断法として、PPVはsemi-nested PCRを開発した。PCR産物の制限酵素切断像により4種類のウイルスの分類が可能となった。BHV-2はshuttle PCRで迅速な診断が可能となった。病性鑑定依頼材料を含む多数の野外発症例(牛、羊、山羊、ニホンカモシカ)の病変組織でPCRによるPPV感染症の診断を実行した。免疫染色に使用可能なPPVに対するポリクローナル抗体を作製した。BHV-2に対するモノクローナル抗体作製では、内部抗原と反応する2株をクローニングした。開発された抗体検査法やPCRによる遺伝子診断法は、全国の家畜保健衛生所で活用されている。口蹄疫の類症鑑別診断法としても使用されている。 |
| カテゴリ | シカ 羊 山羊 |