家畜胚の胞胚腔形成因子の検索と利用技術の開発(208)

課題名 家畜胚の胞胚腔形成因子の検索と利用技術の開発(208)
課題番号 150
研究機関名 家畜衛生試験場
研究分担 病態・保健衛生研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 細胞の分化には様々な分化誘導因子が作用すること知られているが、胚盤胞への分化を誘導する因子はほとんど明らかにされていない。本研究では胚の早期死滅要因の解明と防除技術の開発に資するため、胚盤胞への分化誘導機構を解析し、その利用技術の開発を図ることを目的とした。まず、異なった培地におけるウシ胚の胞胚腔形成機構の違いについて解析し、血清の添加により胞胚腔形成が、1細胞周期早く起きることを明らかにした。また、ウシ胚を血清無添加培地で培養する体内発生胚と同様の段階で胞胚腔形成が起こることが判明し、本培養系は胞胚腔形成機構の解析に有用であると思われた。そこで、胞胚腔形成時に特異的に発現する遺伝子の解析のため、これらの培地で培養した胚を用いてDifferential Displayを行ったところ、胚盤胞期に発現が変化すると思われる複数のバンドが認められ、これらのバンドのうち1個のバンドから、新規遺伝子と思われるサブクローンを得た。また、組換えウシmacrophage colony-stimulating factor(M-CSF)が胞胚腔形成に及ぼす効果について検討したところ、M-CSFは、おもに栄養外胚葉の細胞増殖を促進してウシ胚の胞胚腔形成を促進することが判明した。なお、本課題は研究機構-動衛研にて、引き続き実施する。
カテゴリ 病害虫 繁殖性改善 防除

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