課題名 | ウイルスの受容体結合タンパクの解析 |
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課題番号 | 39 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場 |
研究分担 |
製剤・ウイ製剤研 |
研究期間 | 止11~12~(13) |
年度 | 2000 |
摘要 | 同種指向性マウス白血病ウイルス(MuLV)の受容体結合蛋白はウイルス粒子外被のenv (envelope) 糖蛋白である。南アジアに生息する野生マウスの染色体DNAに潜む同種指向性Cas-E型MuLVの中には宿主をウイルス抵抗性に導く機能を持つものもある。12年度は、2つのCas-E型MuLVのenv-LTR領域核酸配列を調べた。他のMuLV配列との比較から推察して、Cas-E型MuLVの起源は、由来が不明ではあるがmCAT-1ウイルス受容体への結合性を獲得したenv 遺伝子と、それ以前既に存在していたウイルスで、現在の異種指向性ウイルスに残っているLTRを持つMuLVとの組み換えウイルスとして形成されたものであろう。(研究機構―動衛研) |
カテゴリ | 抵抗性 |