高次真社会性昆虫の有用形質の特定および群殖技術の開発(39)

課題名 高次真社会性昆虫の有用形質の特定および群殖技術の開発(39)
課題番号 33
研究機関名 畜産試験場
研究分担 育種・みつばち研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 高次真社会性昆虫類に属し、熱帯・亜熱帯地域にのみ自然生息するハリナシミツバチ類(Meliponinae)は、南米等では千年以上もの飼養歴史をもつ。我が国での施設栽培におけるポリネーター(花粉媒介者)として、ハリナシミツバチの利用を考えると、ミツバチ類(Apinae)を超える多くの優れた利点を考えることができる。本課題では、パラグアイ、オーストラリア、タイ、メキシコ、インド等の熱帯・亜熱帯諸国から数種類のコロニーを導入し、有用形質の特定、種のスクリーニング、および温帯地域での周年飼養技術と群殖(コロニーを殖やす)技術の開発を行った。ハリナシミツバチの持つ有用形質としては、○刺さない(安全性)、○コロニーが継代される(巣の永続性)、○女王の寿命が長い(飼養が簡単)、○花蜜より花粉を好む(広訪花性)、○訪花行動がコンパクト(施設向き)、○温帯地域では野外で生存できない(生態系の攪乱がない)などを明らかにした。また、温帯地域での周年飼養および群殖を可能とする「中央分離式加温巣箱(特許)」の開発をした。これらの巣箱を使用した露地および施設内での飼養実験にて、周年飼養、群殖に成功した。これらの成果により、有能かつ飼養者を刺傷することのないハリナシミツバチが施設栽培のポリネーターとしての利用が可能となり、同時に、その利用範囲が大きなものとなる道が拓かれる。
カテゴリ 亜熱帯 育種 施設栽培 ミツバチ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる