| 課題名 |
始原生殖細胞へのDNA導入技術の開発(73) |
| 課題番号 |
63 |
| 研究機関名 |
畜産試験場
|
| 研究分担 |
育種・遺伝制御研
|
| 研究期間 |
完9~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
始原生殖細胞は発生に伴い卵子や精子に分化する細胞であり、後代に遺伝子を伝達する細胞であることから、動物個体への遺伝子導入のためには最も適した細胞と考えられる。本研究では、取扱いが比較的容易なニワトリ始原生殖細胞を材料として、始原生殖細胞への効率的なDNA導入法の開発を試みた。孵卵2日目のニワトリ初期胚血液より採取した始原生殖細胞に、インビトロでリポフェクション法により外来遺伝子(lacZ遺伝子)を導入しレシピエント胚へ移植したところ、レシピエント胚生殖巣に取り込まれた始原生殖細胞においてlacZ遺伝子の発現が効率的に認められ、生殖巣に特異的に外来遺伝子を導入することが可能となった。また、ニワトリ初期胚血液より採取した始原生殖細胞を7日胚生殖巣由来の細胞をフィーダー細胞として培養した結果、短期間(4日間程度)ではある程度の増殖は認められたが、長期の培養は困難であった。始原生殖細胞を培養する際のフィーダー細胞のマイトマイシンC処理は、始原生殖細胞の増殖を阻害することが明らかとなった。さらに、放卵直後の胚盤葉にインビボで、リポフェクションおよびエレクトロポーレーションにより外来遺伝子(GFP遺伝子)の導入を行ったところ、胚体および胚体外組織でGFP遺伝子の発現と存在が確認された。また、この方法により卵巣、精巣を含む各種組織へGFP遺伝子が導入されたことが明らかとなった。
|
| カテゴリ |
鶏
繁殖性改善
|